小林真理江さんのFBで見つけた最近の記事を共有したくて、こちらにもアップさせていただきました。
絵は単に鑑賞するだけでなく、その絵が生まれた背景を知ることでさらに心に深く染みてくるのだという事を、これを見て強く感じました。
特に真理江さんの絵の色使いは、こんな優しさと繊細さから生まれたのかと・・・。
以下、FBからの記事をそのまま転載しました。
[NEW WORK]
水がもたらす癒やしの風景
絵画とモザイクという2つのフィールドで活躍する小林真理江先生、久々の出品作品の抽選販売を開始しました。
「水の音」
小林真理江 Marie Kobayashi
制作年 2021年
素材 紙、アクリルガッシュ
サイズ 470mm(W)×622mm(H)×23mm(D)
¥264,000(税込み)
<インタビュー>
これやん:小林さんの絵画作品は見ていると心が洗われるというか、ホッとします。
小林:20代の頃にスランプに陥って、自分が納得する絵がまったく描けなくなりました。その頃にフラっと旅に出たイタリアで遺跡を観たんです。緑が綺麗な場所で古びた女神さまの像があり、その景色に心を打たれて。女神さまには小さいお花が飾られていることに気がつき、それで私が来るちょっと前にも人が来て、同じようなことを感じていたのかもなって思ったんです。昔から人間という小さい生き物がここに来ては癒やされていく……そんな大きな時間の流れを感じ、“ああ、ここに居てもいいんだ”と許されたような感覚になりました。この感覚をどうやって作品として表現できるのか、今も試行錯誤しています。
これやん:その感覚が小林さんの絵画表現の原点なのですね。描くモチーフはどのように決めているのですか?
小林:「水の音」は小さなトンネルから世界を覗いている感覚で描いていて。ひっそりとした庭、光がまぶしい夏の季節のなか、ただ緑と水が綺麗に見える。それをじっと眺めている自分……みたいな感覚になってもらえたら、私がイタリアで受けた感覚をくみ取ってくれる人がいるかもしれない。そんな思いを持って描きました。
※続きはこれやんサイトリンクよりご覧ください